Mac OS X 10.7 において、日本語の読み上げ機能が追加されました。これを利用して、日本語で時刻を読み上げさせることができます。動作には Automator とキーボードショートカットを使います。その前に、まずは日本語音声の準備から。
日本語音声のインストール
- アップルメニュー→システム環境設定→スピーチ→テキスト読み上げ。
- 「システムの声」で「カスタマイズ」を選ぶ。
- 日本語「Kyoko」を選ぶと、自動的に声データのダウンロードが始まる。
- ダウンロード後に、「Kyoko」のチェックが外れていないことを確認して完了。
Automator
- Automator を起動。最初の選択で「サービス」を選ぶ。
- 右寄り上部の「サービスは〜受け取ります」を「入力なし」に。
- 左のリストで「AppleScript を実行」をダブルクリック。
- 右に表示されたウィンドウ内を以下のテキストで置き換える。
set secs to time of (current date) as string set xmin to round (secs / 60) set hour to round (xmin / 60) rounding down set mins to xmin - hour * 60 set tale to hour & "時" & mins & "分" as string say tale
- 保存する。名前は任意だが、以下の説明の都合上、「時刻を話す」に。
サービス項目の登録
- アップルメニュー→システム環境設定→キーボード→キーボードショートカットのタブを選ぶ。
- 左側のリストで「サービス」を選ぶ。
- 下の方に「時刻を話す」があるのを確認。もしなければMac OS をログアウト、再度ログイン。
- 上記「時刻を話す」の欄の右寄りをダブルクリック。
- 好みのショートカットキーを押す。例えば「コマンド+コントロール+T」。
- 「時刻を話す」のチェックが外れていないことを確認して完了。
以上で設定は完了。あとは必要なときにショートカットを押すだけで「○時○分」と教えてくれるようになります。